安心・安全への8つの取り組み
有機梅干し専門店 やさしい梅屋さんの安心・安全への8つの取り組み その五、保存料・アルコール不使用
1・保存料・アルコールを使わない梅干し
やさしい梅屋さんでは減塩工程において、保存料やアルコールは一切使用しておりません。
農薬、肥料を使わずに栽培した南高梅、天然素材のみで減塩ができないか?
小さな子どもさんや、妊婦さんが安心して食べられる減塩梅干しを開発したい!
その想いから保存料やアルコールは使わずに、独自の製法で減塩することに成功しました。
市販の調味梅干しの裏張りには多くの保存料、酸味料が記載されています。
合成保存料の1つでもあるビタミンB1はよく使用されています。
ビタミンB1、アルコール(酒精)、酸化防止剤、酸味料を使いたくない!
天然調味料だけで作る、甘い減塩タイプの梅干しを作りたい!
世の中にそんな梅干しがないのであれば、作ろう!
時間はかかりましたが、なんとか商品化することに成功!
公益財団法人わかやま産業振興財団が行っているわかやま中小企業元気ファンド事業に採用。
2013年には和歌山県のバックアップのもとに保存料不使用の減塩梅干しが完成。
化学添加物、保存料、アルコールの使用がないことから、和歌山有機認証協会にて有機JAS認証も取得。
梅干し業界では初めてとなるオーガニックの減塩梅干しを開発しました。
今まで誰も挑戦していなかった、化学添加物ゼロの減塩梅干しが出来たのです。
やさしさを伝えたい、その想いで商品開発をしております。
2014年度には和歌山県 経営革新計画の承認も受けることができました!
2015年にはがんばる中小企業・小規模事業者300選にも選出して頂きました。
当社にしかできないこと、有機栽培という特殊な分野で他にはない商品づくりに励んでいます。
保存料を使わずに製造しておりますが、梅干しとしての保存性も持たせております。
保存料やアルコール不使用の他にはない、有機栽培の減塩梅干しをお楽しみください。
やさしい梅屋さんでは全ての有機梅干し、有機調味梅干しに保存料・アルコールを使用しておりません。
■きっかけは一人のお母さんの要望でした!
商品開発のきっかけは和歌山県田辺市在住、梅の産地で育った新米ママとの出会いでした。
2歳のお子さんがいるママから言われた言葉が衝撃的でした・・・
「梅干しは大好きなんだけど、知りあいから甘い梅干しは添加物だらけやから食べたらあかんって言われて・・・」
「見たことも聞いたこともない化学添加物が裏張りに書かれている、子どもには正直食べて欲しくない」
「梅は健康にもいいから、食べたい、けれどどの梅干しを選んだらいいかわからない」
「無農薬で化学添加物を使っていない、子どもにも食べさせてあげられる食べやすい梅干しが欲しい!」
「妊娠中も梅干しを食べたかったけど、つわりがひどくてネットで売っている梅干しの匂いがダメでした・・・。」
「出来れば生産者さんの顔が見えるものを選びたい!」
正直そんな梅干しがあるなら、私が食べたい、だからこそ作らないといけない、自分の家族にも食べさせたい!
その想いから保存料やアルコールの使用のない梅干しを開発することとなりました。
開発するまでにはたくさんの問題がありました。
まずは社内から、こんな梅干しを開発したいという要望を提案。
オーガニック(有機)にこだわらなくても甘い梅干しはたくさんある!
わざわざ作っても誰も欲しがらない、そんな梅干しが売れるとは思わない。
そもそも保存料を使わずにどうやって保存性を保つのか?
批判的な意見がある中で、なんとか説得し試作品だけでも作らせてもらえることとなりました。
有機JAS認定の減塩梅干しを作る上で一番の問題が原材料です。
減塩する工程では通常、保存料やアルコールを用いて保存性を持たせます。
しかし、有機JAS認証(オーガニック)ではその保存料が使えません!
今までの製造工程を一から見直すことからはじめました。!
試行錯誤の末にようやく完成!
沢山の想いが詰まった梅干しが出来ました。